記録としての手紙-190901

記録としての手紙-190901

トーベ・ヤンソン」Tove Jansson
ボエル。ウェスティン 著 を読んでいてふと思った。

人間の思考は電気のように瞬時に動作しない。人間は人間としての生理的なスピードとリズムで活動しているから、本質的に身体が進化しない限りテクノロジーが進化しても変わらないのだろう。

 

トーベの膨大な手紙等の資料の閲覧を許された著者が書いたトーベの伝記的本。
例えば、ゴッホも多くの手紙を書き残しために、後世の研究者がその人生について色々と考察できる。

現代においてはメールやLINEの交換記録が手紙の代わりの資料になるかもしれない。しかし、個人的な手紙に書く内容とこれらの方法では書き手の心理は違ってくるだろう。それは、日記と第三者が読むことを想定した手紙との違いにも似て、似て非なる物だろう。

そう考えると、後世の人達が生前のある人物について理解する手がかりは、手紙が一般的だった時代に比べると少なくなっているような気がする。

もし、私信としての手紙を書く機会があれば、内容はよく吟味して、より思いを込めた文章になるはずだ。

昔、海外の友人と情報交換しようとしたら、エアメールが一般的だった。郵送にかかる時間も非常に長いし、手紙の重量により送料が高価になるから、エアメール用の軽い薄い用紙に、細かい字で出来るだけ沢山の文字を書こうとした。だから、さらに手紙を書くという行為に特別感がプラスされた。

これらのことから考えると、今はとても便利になって、世界中の何処に相手がいようと瞬時にメッセージを交換することができる。
しかし、そこで交わされる内容は昔にくらべてとても軽い薄っぺらなものになっているような気がする。

人間の思考は電気のように瞬時に動作しない。人間は人間としての生理的なスピードとリズムで活動しているから、本質的に身体が進化しない限りテクノロジーが進化しても変わらないのだろう。

違和感? テレワーク・デイズ浜松2019にて

●日々のヒント-1706122019年08月30日

・テレワーク・デイズ浜松2019:マイクロソフト: 堀内 保子 さん講演_はてなブログ

 

テレワーク

なんだろう?

昨日:2019年08月29日-2 のつづき

この違和感はなんだろう????

↓↓

そもそも、そんなにしてまで仕事する意味あるのか?

でも生活するのにはお金いるし?

からしかたなく仕事するのか?

 

そもそも????

 

人間は無限に問題を探し続けて、無限に便利にしようとする性がある。

 

こうやって、人間は隙間時間をどんどん埋めようとしていく。

効率アップという名の”善”によって。

今、電車ににのると殆ど全ての人がスマホをいじってなにかやっている。

何もしないことがとても不安で、その不安の隙間をスマホで埋めようとしている。

 

ぼーっと眺める。

その時々の”場”に浸って”場”の一部になって

ひっそりと”場”とインタラクションする。

”場”を感じる。

 

人間は便利よりこういった

頑張った先に目指す漠然とした幸せ

について

例えば、釣りが好きな人なら

好きな時に好きなだけ

釣りを自由にしている。

をイメージしているように思う。

 

便利になって、暇になって、でもその隙間を

何故だか

何かで必死に埋めようともがいている。

 

だから、テレワークの実施例(マイクロソフト)を聞いて

????? と疑問がわいてきた。

 

これって

本当に幸せなのか?

 

以前は海外出張すると

なかなか会社とつながるのが難しかった。

だから、出張レポートは

帰国後に書くのが普通だった。

でも、今は

出張中の空き時間に、どんどん報告書を作って

送信、配布している。

場合によっては、それに対応して直ぐにアクションを

起こしたりしている。

 

海外出張の隙間時間が奪われている。

いいのか悪いのか??

 

昔、狩猟採集生活していた頃の人間は

もっともっと暇だったはずだ。

 

でも、社会というものがどんどん肥大化していって

個々の人間が社会システムに合わせて生きるようになってきた。

 

そもそも、狩猟採集の頃は当然

”個人”という概念もなかった。

 

今は大きな社会の変化期のただなかにいる。

昔に比べれば、圧倒的な自由があり

同時に”個人”の選択を日々、瞬間瞬間迫られる

中に生きている。

 

だから、マスの共通した幸せモデルは無く

個々の幸せモデルを自分で模索して築く

必要がある。

 

↓↓

凡人には兄貴のこのアドバイスがいいかも?

  • 人と同じことを極める(兄貴・丸尾孝俊さん)

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2862075540529846&set=a.188312527906174&type=3&theater

「人と違う結果を残したかったら、

同じことをしていたらだめだそうですが」

 

「せやな。何かを残す奴いうんは、

発想からして抜きん出ていたりするわな」

 

「発想と言われても、そう簡単に浮かばないです」

 

「せやなあ。会社の面接にスーツやめて、

奇抜な服を着ていくとか、せいぜいそんな程度やな」

 

「中には、目立つことは嫌いだという人もいます」

 

「人と同じことをとことんやるいうんはどうや?」

 

「え?同じことですか?」

 

「但し、延々とが条件や」

 

「人と同じことをやるということは、

誰にでもできることをやる、ともいえますね」

 

「確かに人と違うことをすると目立つし、

同じことをしていれば埋もれて目立たん。

けど、同じことでも10年やり続けたらどうや?」

 

「始めた人がやめてしまっても、自分はやめないのですね」

 

「ああ。どっちが元祖かわからんくらいにや。

凡人が非凡になる道はそれしかない」

 

もって生まれた才覚を生かせなかったり、

自分の才能がわからなかったりする人は

 

自分にしかできないことを目指すより

自分でもできることを探す。

 

誰にもできないことをやろうとするより

誰にでもできることに没頭する。

 

華やかなステージは

地味な努力を重ねた人にも用意されている。




光本勇介さんと一時間のミーティング

日々のヒント-1706122019年08月21日

・最近、新しい世界の人に会ったりコミュニティに触れたり本を読んだりして気づいたこと。

自分は57才で、十分年をとっていて、勝手に大人だと思い込んでいた。

でも、未経験の世界、失敗した経験のない世界ではまだほんの子供なんだと自覚した。

恥ずかしいけれど真実。

 

先日、光本勇介さんと一時間のミーティングをした。20190802

時間が短いのでとりとめない会話で終わってはもったないので、事前に”自分”についてのプレゼン資料を作って臨んだ。

どもまで伝わったのか自信がないが、結果的に準備しておいてよかったと思った。

一通りプレゼンが終わって、光本さんから「○○ということですか?」といくつか質問があり、それに応答した。

その後、光本さんからアドバイスを頂いた。



光本勇介さん 現在38才:2019年08月21日現在

生年月日:1980年12月10日

記事↓

https://www.businessinsider.jp/post-162084

 

約20才年下の彼は自分でビジネスを作って実際に運営するという経験を自分よりも圧倒的に多く積んできている。

こちらからすると、殆ど年齢差を感じないでお話しできた。

 

自分の質問は要約すると「いかに金を儲けるか?」。

それに対して光本さんは、「たぶん関係あると思うのでお話しするのですが」と前置きして話し始めた。

一年後の東京オリンピック期間中の一か月間で10億円儲ける計画をされていた。

その実際の儲ける方法は現在準備中だそうだが、そもそもそういう実験プラン自体を考えて実行に移していることに感心した。

 

結局、「やるかやらないか」しかない。

例えば、一か月で100万円儲ける方法は一生懸命考えればいっぱいある。

でも、それを実際にやる人はとても少ない。

 

バリの兄貴にお会いした時も同じようなことを言われた。



インターネット的文章

「インターネット的」で糸井さんも指摘しているように、

今まで個人的な文章なんて発信もしなければ

書こうと思いすらしなかった人たちが

今は大量の文章を発信している事実がある。

 

いいね。この改行、点の使い方。

 

メールがを使うようになって、最初は一応誤解されないように

事前に推敲してから送信していた。

そして、人にもよるが文章が無駄に几帳になっていった。

 

LINEメッセンジャーでメッセージ交換するようになって、

そもそもLINEでは表示幅が(表示字数)少ないから、

必然的に文章が短くなっていった。

当然、時候のあいさつなどは徐々に省かれていった。

 

そうだね、こういう書き方はfacebookでもあまり見ない。

たぶんこの方が読みやすい。

それに人間の思考のワーキングメモリ長にフィットしそう。

特にワーキングメモリが少ない自分にとっては有難い。

 

普段から頭の中で面白いことを考えている人は

やっぱり他人から見ても面白い人に見える。

 

ホリエモンの「多動力」には、電話にでないと書かれているらしい。

メール読まない、返信しない。

LINEで即返信する。

 

この文章をブログ、facebooknoteでそれぞれアップしてみる。

どう見えるか実験する。

スマホでの見え方がポイントだろう。

 

ほぼ日のスマホ版はどう見えてるのだろう。

一つ一つ自分で確認してみないと分からない。

よ、ね。

 

未完成な文章。

未完成な作品。

つねにアップデートされていく、

変化する作品。

 

本、文書もそうなっていくと

どうなるのだろうか?

でもそれは共創する共同クリエイターの

コミュニティがないと成立しない。

離見の見

・FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

https://goo.gl/nz9oLc

https://amzn.to/2RdaWhb

ファクトフルネスの冒頭の質問全て不正解だった。

しかし、これが私の現実の情報の不確かさだったわけだ。

東村さんの記事は、今読んでいる「ファクトフルネス」の、違った分野の応用として興味深かった。

本屋は好きなので週一で見て回る。するとレジの近くに山と積まれた漫画雑誌がある。もともと週刊漫画を読む習慣はなかったけれど、店頭にあるので、沢山の人が買って読んでいると思っていた。しかし、若年層は殆ど読んでいないみたいだ。

これも、大きな思い違いだ。

今では、ネットでしらべてばある程度正しいファクトはつかめるはずだが、わざわざ自分で調べることはしない。

恐らく、自分の判断の基準になっている情報は30年くらい前のもので、それ以後アップデートされれていない。

途中で変化を示す情報に接しても、実際には変えようとしない。

人それぞれの思い込みから逃れるのはとても難しいということだ。

デッサンをしていると如実にそう感じる。

脳は対象にたいして、勝手に過去の記憶からイメージを作り出してしまう。それがとても強烈だ。

 


難しいけれど、それを試みる方法として、瞑想的アプローチが有効かもしれない。

デッサン中にやる具体的な方法としては、頻繁に離れて見ること。

それでも、やっているうちに何が正しいのかだんだん分からなくなってくる。

先生からは鏡で写した対象をみると客観的に見れると教えてもらった。

離見の見(世阿弥

以下、きっかけになった記事↓

・紙からスマホへ。東村アキコさんが「縦読みマンガ」の無料連載を始めた理由

https://www.huffingtonpost.jp/2019/02/06/akiko-higashimura-webtoon_a_23662662/

https://www.asahi.com/articles/ASL6W55PBL6WPTFC01F.html

「何カ月か前に、すごく個人的に衝撃を受けたことがあって、講演に行った福岡の中学校で『いつも読んでる雑誌がある人?』と質問したら、そのクラスで手を挙げたのは3人だけでした。『ジャンプ』が2人、親が買ってくる『まんがくらぶオリジナル』を読んでる子が1人。はやっているマンガは単行本やスマホで読んでるみたいだけど、雑誌って読まれなくなったなと思いました。私、韓国のマンガサイトで連載を始めたんですが、そこで読める韓国の人気作品『外見至上主義』の話をしたら『あー、知ってる!』って手を挙げたんですよ10人くらい! こっちの話の方が反応がよかった。衝撃でした」

「考える」

今まで経験してきたことが、あるキッカケで繋がって、新しい発想が立ち上ってくる時がある。でもそれはとてもおぼろげで、注意しないと一瞬で立ち消えてしまう。

そうしない為の対策の一つ。

・書き出す

マインドマップにする

・寝かす。時々見返して、アイデアを追加して、また寝かせておく。

 

トリガー: 

Planetsの以下の記事が気に入った。

そもそも加藤さんにとって「考える」とは何なのでしょう?

加藤 難しい質問ですね(笑)。

 

うーん。昔からずっと思っているのは、言葉を頭の中で動かし、新しい概念を創り出すことが大切だということ。

 

インフルエンサーをはじめ他の人の言葉を浴びる機会が多いいま、そうした言葉をそのまま話しても、誰の心にも響きません。インプットした情報を咀嚼したうえで、自分の言葉に落とし込まないと、人を動かすことはできないんです。

https://sp.ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar1728124

f:id:lingmu0788:20190216091000j:plain

 

〇〇適齢期

一般的な意味の〇〇適齢期の話ではない。

人生の長いスパンで俯瞰した場合、「ああ、今、来てるなー」っていう感覚が来る時がある。

今がその時である。

知識、経験を蓄積してきた今、一番大事なのは、新しい経験をすること。

デッサン

ギター

ヨガ、瞑想

共通するのは、自分の身体を使ってする事。

身体を使って実際に行動することで、新しい発見、気づきがある。

思ってから行動するまでのタイムラグを出来るだけ小さくする。そして、PDCAを高速で回していく。その結果から得られる成果よりも、その過程を単純に楽しむ。

このフェーズに今、ある。って感じ。