ポジティブな自分史

ポジティブな自分史


10年位前に、Viking chip という多チャンネル読出回路チップを使ったシステムの開発を担当した。
当時、部署に分かる人が誰もいなくてお前がやれということでスタートした。最初は吉澤さんが英語のメールやりとりを担当してくれていたが、途中から情報交換が頻繁すぎて自分で直接エンジニアと英語で情報交換し始めた。
依然としてTOIECのスコアは500点程度で変わらなかったが、通じる技術的英語コミュニケーションができるようになった。つまり、必要に迫られて実践していくうちに、精神的な劣等感、出来ない感が徐々に薄れていって、使える英語になっていった経験だ。


その次は、開発が進んでいなかたPMT用分光器の開発を前任者が退社するに伴い、これも又、お前がやれということになり、イチから分光器を勉強して、ついには本質を習得して、基本光路シミュレーションを理解して製品として完成させた。
Viking chipの時は、ハードは完全にアウトソーシングだったが、分光器では100%設計から製作、評価、評価システムの設計、製作、プログラミングまで、全てに渡って自分一人で行った。
今から振り返ると、すごい経験だった。
世界で一つの製品だ!

例のごとく、文献、書籍をあさりまわり、ついには分光器のバイブルみたいな小冊子をメーカーのひとからもらって、ツェルニターナ分光器の配置計算を完全に把握した。そして、ZEMAXもモデリング、シミュレーションもできるようになった。

その後、さらに光学設計のスキルアップを目指して、再び文献、書籍をあさりまわり、光学シミュレーション、光学系鏡筒メカ設計、3D-CAD(Solid Works)のオペレーションも習得した。

仕事的にはやりきった感がある。
次なるステップアップを目指す。

新しいこと。
今までの経験が(必ずしも専門分野がかぶらなくてもOK。思考、試行プロセス)活かせること。
学習。プロトタイピング。

ターゲット:
コンシューマー向け。
ローカルな問題の解決。
エンドユーザーと直接コンタクトできる。


今までの仕事でやってきたプログラミングの経験から、
一人で自己完結できる仕事にスタイルが気にいっている。
エンドユーザーが見えないプロダクトは面白くない。