「年金2000万円不足問題」2-101201

「年金2000万円不足問題」2-101201

 

この、「年金2000万円不足問題」が話題になっていたのは知っていたが、その発端となった国会答弁はまったく見たいなかった。
これが、共産党が質問した一例:
https://www.youtube.com/watch?v=pp3hsB1-Fo4

今、あらためてちゃんと見てみると、
「日本は老後、年金だけでは生活できないような国なんですか?」とう質問だが、そんなの当たり前の事実である。人により経済状況は様々で、一概にいえないが、平均的なサラリーマン世帯で一度でも資金を試算したことがある人で、老後年金だけで生活できると考えている人は少ないはずだ。
事実、自分も試算してみて、年金だけでは最低限生きていくだけくらいしかないと実感した。

そもそも、この年金制度は高度成長期に策定されて、その後人口比率の変化、物価上昇とうの大幅な変化はみこまれていなかった。そこで、段階的に年金制度が見直されて現在の形になている。

冷静に考えて、老後公的年金だけで十分生活できる国は、社会保障制度の充実している北欧くらいだろう。しかし、北欧ではそのために非常に高い税金を負担することを国民が合意している。

今回の国会答弁では、負担は増やさずに保証だけ十分にするという、まさに夢物語を政府に要求している内容だ。

親方日の丸。お上に任しておかば大丈夫。国がなんとかしてくれる。

今回の問題の発端となった金融庁の「高齢社会における資産形成・管理」の報告書は、国民に正直に現状を説明して、そのための対応を準備して下さいよという良いきっかけになり得たはずだ。

ファイナンシャルリテラシーこそ、学校で教えるべき教養だと強く感じた。