石子順造『コミック論』を読んで-180413

石子順造『コミック論』を読んで-180413


つげ義春の主に「ねじ式」、「山椒魚」の批評が書かれていた。原作を読んでみると、一つ一つのコマに惹きつけられて、しばしウーム????、そして次のコマへ移っていった。そして、すぐに終わりまでくる。その後、又、ふ〜む、う〜〜$%&?!。
不思議な感覚、余韻が残った。
批評を読むと、実に個性的な作品への考察が述べられていく。内容も興味深いが、作品にたいする批評をこれだけ言語化して書けること自体に関心させられた。先の、「$%&?!」にあたる部分の石子なりの解釈、言語化の試みであろう。
ねじ式つげ義春小学館文庫)の続きを読んでみよう。そして、つげ義春の世界に浸ってみよう。