自分の好きなこと-191101

自分の好きなこと-191101


何が本当に好きなの? と自分に問いかけてみる。でもすぐに答えられない。
長く生きているあいだに、いっぱいいっぱいホコリやゴミが堆積していって、底にある「好き」が見えなくなっている。
一時期、モーニングページを毎日つづけていた。そのなかで、思いついたことを脳をできるだけ介さずに文字に書いていく練習をした。最初は書くのに時間が掛かって、内容もおなじような事の繰り返しが多かった。しかし、とにかく毎日つづけていくと、次第に要領を得てきて、どんどん書くスピードが速くなった。しまいには、書くのがわいてくるフレーズに追いつかなくなっていった。

モーニングページはこの本で紹介されているメソッド→
「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」 単行本(ソフトカバー) – 2001/4/16
ジュリア キャメロン (著), Julia Cameron
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モーニングページを書いて出てきた、自分の「好き」のなかの一つは絵を書くこと。

小学生の頃は好きなマンガのキャラクターをお絵かき帳に模写していた。タイガーマスクなどは描く順番も決まってきてパターン化して図形みたいに短時間ですらすら描いていた。

自分は絵を描くことが好きと分かって、次にもっと自分が思ったような絵を描けるようになりたいと思った。そして、絵の基本であるデッサンを本格的に習おうと考えた。でもそう思ってから2−3年がまたたく間に過ぎていった。

ついに約三年前にデッサン教室に通い始めた。今、三年前の自分のデッサンを見るとへただな〜と直ぐに分かる。では、今のデッサに満足しているかと言うと全然そんなことはない。不満だらけである。

確かに三年前の自分のデッサンと今のデッサンを比べれば、今の方が上手いといえる。しかし、そういった技術的なデッサン力よりも自分が進化したと実感することが別にある。

それは、世界のとらえかた、見方が以前より丁寧で深くなったことだ。なんの変哲もない日常の風景、例えば通勤する道の毎日目にするほとんど同じ様な風景の見え方が違ってきたのだ。
なにげない風景をみても、そこに興味がわいてくるのだ。面白さをみつけられるのだ。
これは、別の言葉でいえば以前より感性が豊かになったと感じるのだ。

”ゆたか” とは別にお金が沢山あるといだけではない。

これからの人生 ゆたかさ、楽しさ、面白さ、しあわせさ を追求していこうと思う。時間は限られている。
この目指すべく方向にまっしぐらに時間を使っていこうと思う。

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スケッチ:柿