実身/仮身モデル

実身/仮身モデル

UEI shi3z 氏のブログの以下の記事を読んだ。
「実身/仮身モデル。コンパウンドドキュメントの夢といま。革新的なガジェットの意外な共通点」
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20130204/1359967360

最近、enchantMOON、enchant.jsに興味をもって検索しているうちに、UEI shi3z 氏のブログに行き当たった。又、最近Twitterを初めて、BTRONの実身/仮身モデルがenchantMOONへ実装されるといいなとつぶやいてみた。UEI shi3z 氏が私のTwitterを読まれたかかどうかは知らないが、こんなマイナーであろう”実身/仮身モデル”の話題を他の人もしていたのかと思うと面白い。これがTwitterというものなのだろうか。

OpenDocは当時とても期待を持って注目していた技術だ。なぜなくなってしまったのか不思議に思っていたが、このブログを読んであらためて認識する機会をもてた。仕事で、Officeを毎日使っているが、バージョンは2003のままである。何故かというと、メーカーの都合でUIをどんどん変えられるのが迷惑だからで、2003の機能で十分すぎるくらい十分だからである。例えて言えば、自動車のUIをバージョンアップの度に変えられては、正直あぶなくて運転もおちおちできなくなるわけである。

最近、「ゼロからはじめるenchant.js入門」を買って読んだが、C、Visual Basicのプログラム経験のある自分でも、この本だけ読んでもプログラミングはできなかった。動機は、10才の娘にプログラミングの面白さを知ってもらおうと思ったのだが、まず教える自分が理解出来なかった。ただ、プログラミング言語が違っても、プログラミングの考え方はみな似かよっているというのは、なんとなく分かった。
初めて、PC-8001を買って、BASICでプログラミングしたり、月面着陸ゲームを夜を徹してやった事が懐かしく思い出される。同じくUEI shi3z 氏のブログ「少年時代」を読んで、その感覚を思い出した。
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20130124/1359002886

ユースケースを重視する」について
自分が実身/仮身モデルに期待する訳はこうである。
野口悠紀雄 氏の「超」整理法は非常に感銘を受けて、仕事の整理に利用してきた。実際の仕事の場では、一つの情報が複数の分類に帰属するすることが良くある。そのような場面で、実身(実体)は一つで、仮身を複数の書類に配置して、実身の任意箇所を表示させることができれば非常に便利である。そういった意味で、BTRONの実身/仮身モデルを実装したOSがあると良いと思う訳である。
このような事がストレスなく操作できる道具があれば嬉しい。
外から見える仕組みは出来るだけ単純で、自分で使い込んでいくうちに、どんどん使い易くなるような物が出来ないだろうか。

正直、今の市販ソフトで自分が満足できるものはない。かといて、自分でプログラミングできるだけのスキルはないので、誰かつくってくれないかと考えてしまう。でもそれは、ずっと作られないだろうと思う。ならば、だれでもプログラミングできるレベルのツールが出来れば、是非自分で自分の欲しいソフトを作って見たいと思う。