企業で有用な知識とインターネット

ここ10年位、仕事で光学について調べたり勉強したり、実験したりしてきた。


最初は、なにが必要で、何を知っていて何を知らないかさえも知らなかった。
やみくもにネットをあさって、書籍を探して、集めることにだけ一生懸命で、中身をろくに消化する前に、もう次の情報へ飛びついていた。


10年経って、やっと何が知らない、分からないのかが分かってきた。
とは言え、とても効率の悪い習得方法だったと思う。


ネットには企業で有用な専門的、実用的な情報は少ない。又、プログラミングなどと違ってリアルな実験経験が必要な光学においては、ネット情報だけでは限界があると感じている。


そんなかなか、数少ない実習付きの光学講座を見つけて受講してみた。座学だけの講座よりもとてもためになったが、光学は広く深いので、こちらの希望と講師の方の提供するカリキュラムが一致するするのは難しい。


確かにネットでの勉強の機会は拡大していて便利になったが、仕事に使えるまでのレベルの知識、技術はリアルな実験、経験、試行錯誤が不可欠で、そのギャップを埋める何かが必要だと感じる。