「ゼロ」なにもない自分に小さなイチを足していく

ちきりんのブログに紹介されれていたので早速購入して読了。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20131224
http://diamond.jp/articles/-/46413?display=b
実際、自分のことを他人に赤裸々に明かす事は勇気がいる。自分が苦手とすることだ。


まず、なにより自分自身を信ずることが大事だと思った。
流れた年月よりも、何を自分がやってきたのかの積み重ね(経験)が今の自分をつくっている。


やはり、自分の頭で考えることをいかに自分がしてこなかったかを思い知らされた。
今からでも、周りの情報だけで判断せずに、自分の頭で考えて行動してみることに挑戦すべきだ。

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ゼロ なにもない自分にちいさなイチを足していく

p93
結局これは、女の子を前にしたときの「自信」の問題なのだ。その僕としては、自信を形成するための「経験」が圧倒的に不足していたのだ。

p94
経験とは、経過した時間ではなく、自ら踏み出した歩数によってカウントされていくのだ。

p100
なぜなら、チャンスだけは誰にでも平等に流れてくるものだからだ。

もっとシンプルな、人としての「ノリのよさ」だと思っている。
チャンスの見極め方がわからない?
僕に言わせると、その発想がすでに「ノリの悪さ」を表している。チャンスを見極める目なんて、必要ないのだ。少しでもおもしろいと思ったら、躊躇せず飛び込む。そうしないと、せっかくやってきたチャンスは流れる桃のように過ぎ去ってしまう。

p109
誰もやらないなら自分でやるしかない。
「有限会社オン・ザ・エッヂ

p111
ラブドア

p120
多くのビジネスマンは、自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこの費やす「時間」をお金に換えているのだ。
しかし、時間とはどこまでいっても有限なものだ。

p121
お金(給料)とは、「もらうもの」ではなく、「稼ぐもの」である。
人生が豊かになっていかない根本原因は、なによりも「時間」だ。
p122
お金を「もらう」だけの仕事を、お金を「稼ぐ」仕事に変えていこう。
儲けるために働くのではなく、お金から自由になるために働こう。

p123
やりがいとは「見つける」ものではなく、自らの手で「つくる」ものだ。

p126
仮説を立て、実践し、試行錯誤をくり返す。そんな能動的なプロセスの中で、与えられた仕事は「つくり出す仕事」に変わっていくのだ。

p128
ここで大切なのは順番だ。
人は「仕事が好きだから、営業に没頭する」のではない。
順番は逆で、「営業に没頭したから、仕事が好きになる」のだ。
心の中に「好き」の感情が芽生えてくる前には、かならず「没頭」という忘我がある。
つまり、仕事が嫌いだと思っている人は、だだの経験不足なのだ。

p129
じゃあ、どうすれば没頭することができるのか?
僕の経験から言えるのは、「自分の手でルールをつくろこと」である。
p130
ルールづくりのポイントは、とにかく「遠くを見ないこと」に尽きる。
「今日という一日」にギリギリ達成可能なレベルの目標を掲げ、今日の目標に向かって猛ダッシュしていくのである。

p133
それでも、これといったアクションを起こさないのは、なぜか?
理由はひとつしかない。
最初っから「できっこない」とあきらめているからだ。
逆にいうと、「できっこない」という心のフタさえ外してしまえば、「やりたいこと」なんて湯水のようにあふれ出てくるのだ。
p134
突き抜けられる人と、そうでない人との違いは、次の一点に尽きる。
物事を「できない理由」から考えるか、それとも「できる理由」から考えるのか。それだけだ。突き抜けられるかどうかは能力の差ではなく、意識の差なのである。

p142
だから、僕はこう考えることにしている。
貯金に励み、我が子や教え子たちにまで貯金を推奨する人たちは、面倒なことを考えたくないだけなのである。

p143
お金とは「信用」を数値化したものである。

p148
それでも、ひとりだけ確実にあなたのことを信用してくれる相手がいる。
「自分」だ。
そして自分に寄せる強固な信用のことを「自信」という。

p150
信用の「ゼロからイチ」は、まず自分で自分を信じるところからはじまる。あなたは自分のことを信じているだろうか?

p152
人は誰しもゼロの状態からスタートする。
そしてゼロの自分にいくら掛け算をしても、出てくる答えはゼロのままだ。
掛け算を覚える前に、足し算を覚えよう。他者の力を利用する前に、自分の地力を底上げしよう。

p154
やりたいことは全部やれ!

p156
大切なのは自分の手で選ぶ、という行為なのだ。
p157
「できる理由」を考えず、「できない理由」ばかり口にしていないだろうか?
これから自分がどんな働き方を選ぶのか、もう一度真剣に考えてほしい。それは自分の生き方を選ぶことに直結する。人はメシを食うために働くのではない。働くことは生きること。僕らは、自らの生を充実させるために働くのだ。

p160
苦しいからこそシンプルに考える
シンプル・イズ・ベスト。
これは僕の信条とも言える言葉だ。ビジネスの決裁からプラベートでの買い物まで、僕は何事も即断即決で決めていく。かなり大きな予算の動くプロジェクトであっても、打合せの場でポンポン結論を出していく。ひとつの熟考よりも三つの即決。そんな生き方、働き方が僕を支えてきた。

p161
「悩む」と「考える」の間には、決定的な違いがある。
まず、「悩む」とは物事を複雑にしていく行為だ。
一方、「考える」とは、物事をシンプルにしていく行為である。
複雑に絡み合った糸を解きほぐし、きらいな一本の糸に戻していく。簡潔な原理原則にまで落とし込んでいく。それば「考える」という行為だ。
物事をシンプルに考えて、原理原則に従うこと。理性の声に耳を傾けること。
シンプルだったはずの課題を複雑にしているのは、あなたの心であり、揺れ動く感情である。そして自分の人生を前に進めていくためには、迷いを断ち切り、シンプルな決断を下していく必要がある。決断できなければ、いつまでもこの場に留まり、「このまま」の人生を送るしかない。

p187
でも、挑戦と成功の間をつなぐ架け橋は、努力しかない。その作業に没頭し、ハマッていくしかないのである。
もう一度言おう。
成功したければ挑戦すること。
挑戦して、全力で走り抜けること。
その全力疾走のことを、人は努力と呼ぶ。僕は、堀江貴文は、どうやら滑稽なくらい不器用な努力の人らしいのだ。

p235
自分の人生を動かすことができるのは、あなただけなのだ。