対話20161229着想−5

蜘蛛の巣のような繋がり

☆ある企業は、社員に積極的に情報を発信するように指導している。

オープンソース vs クローズドソース。
会社の中にいると、どうしても技術、知識を囲い込もうとする。たの企業と共同で作業する場合もNDAを結んで秘密を守ろうとする。
昔は権利関係もあいまいで、とくには発展途上にある国ではモラルも低い。そうすると、リバースエンジニアリングで競争相手の製品を解析してパクることが横行し易い。日本もかつてそうだったのに、今の中国、韓国を見てそれはけしからんと憤慨している矛盾がある。
現在はネットが発達してきて、技術、知識が拡散する速度は昔に比べて飛躍的に速くなった。昔は、美味しい技術でも、そんなに神経を使って守らなくても、拡散に何十年、何百年とかかっていた。そこらへんの歴史を調べるのも面白そう。
そんな時代には、逆にオープンにした方が面白い、価値的な発想が生まれやすいのでは無いだろうか?
今は、何か良いアイデアを思いついてもGoogleとたいてい世界のだれかがすでに考えていることが多い。
でも発想とそれを実際に実装することには大きなレベルの違いがある。

いかにそのユニークな発想を人が認識できるレベルにいち早く実装できるかが勝負のなのではないか?
つまりラピッドプロトタイピングが大事ということ。
そこまで現物を作って遊んでみると、そこで初めて自分も気づかなかった新たな発見、問題点がみつかると思う。玉突きみたいに連鎖が個人の脳、ネットワークによるクモの巣状の繋がり、コミュニケーションが生まれる。

文書にもラピッドプロトタイピングはあると思う。
文書を公開するとき、個人のメモていどな気にしない誤字脱字をどうしても気にしてしまう。そうすると発信の手間が増えてスピード、量が減ってしまう。
でも、これは書いた自分が後で分かればいいレベルの文書なら(今たタイプしていいるこの文章みたいに)快適に快速に発信が可能になる。
最近ブログで試している技術的説明を手書きの走り書きメモ+図をカメラで撮って貼るだけならとてもかんたんに技術的情報発信が可能になる。

例:
http://d.hatena.ne.jp/lingmu0788/20161215