フリーダ・カーロ

フリーダ・カーロ
先生に教えてもらって初めて知った画家。夫は画家のディエゴ。人生を深く深く探求し、自分と向き合った女性。
石内 都さんの写真集「フリーダ 愛と痛み」。フリーダ・カーロの遺品を撮影した写真集。彼女の身近にあった遺品に彼女のアウラが宿ている。
人は運命と共にあるが、個人の意思はその強大な運命にも贖える力をもっていると感じさせる。
自分は自分として生きているのか? 運命に生かされているのか? 自らに自問自答させられる。
愛憎、モラル、イデオロギー、創作意欲、思想。人間って不合理でぐちゃぐちゃで、美しく、醜く、自分勝手で我が儘で、崇高で、愛で.....。どうも上手く表せないから作品を作るんだろうな。作れば、他人に見せたくなる。結局、人に見せなかったとしても、本当は他人に見てほしい、理解して欲しいという欲求が根本にはあるのだろう。