芸術家・豊かさについて

芸術家・豊かさについて
以前、西条先生が「作品を作っている過程では、皆が芸術家である」というような趣旨のお話をされていた。
今の世の中では、音楽家、絵描きにしても、それで生活できる人はほんの一握りしかいない。しかし、一流を目指して訓練する時間と費用は膨大である。しかし、一般の人からしたら、何年も修練を積んだ技術は十分に、その人達を豊かにして楽しませられるはずだ。実際、子供の中学で毎年開催される合唱祭は毎回感動させられる。
こんな日々の与え・与えれれる価値を何かのトークンに変換して、お互いに交換できるようなシステムがあれば良いなと思う。人は、特別な能力がなくても、日々周りの人達に価値を与えている。要は、それを受け取って、価値があると感じられる感性があるかどうかである。そうすれば、現在のお金に換算されていない価値を感じて、日々豊かさを実感できる人生をおくれるはずである。
日本は、そういう意味で、すでに十分豊かな国なのだと思う。ただそう感じられるかどうかの違いなのだと思う。